雲取山・七ツ石山(日帰り?プラン)
どうも、主任のクサマです。
結論から言いますと、雲取山は日帰り可能です(但し、夏季に限る)。マイカーであれば遅くとも8時にスタートできれば可能でしょう。9時は微妙です(超特急で行けばギリギリ可能かもしれません)。バスだったら6時台に奥多摩駅から何本か出ているのでそれに乗れれば間に合うでしょう。10時以降に出発される方、山小屋なりテントなり一泊することをお勧めします。
バス時刻表
奥多摩駅〜留浦〜鴨沢西
時 | 平日 | 土曜 | 日曜・祝日 |
---|---|---|---|
5 | |||
6 | 5 | 5 30 55 | 5 30 55 |
7 | |||
8 | 45 | ||
9 | |||
10 | 45 | ||
11 | 0 | 0 |
鴨沢〜奥多摩駅
時 | 平日 | 土曜 | 日曜・祝日 |
---|---|---|---|
16 | 3 57 | 53 | 53 |
17 | |||
18 | 28 | 28 | |
19 | 8 | 13 | 37 |
本日、秋分の日に東京都における最高峰であり、日本百名山の一つに数えられている雲取山(くもとりやま)に行ってきました。埼玉県の秩父側からの登山道、奥多摩側からの登山道などいろいろなルートがあるようですが、日帰りを考慮してロープウェイを使わない奥多摩の鴨沢から登りました。これから自然の洗礼を受けるとも知らずに、、、。
10:00 鴨沢より登山スタート
私のせいで朝の集合時間が遅くなり、鴨沢に着いたのが9時半になってしまいました。予定では8時、遅くとも9時には登り始めることになっていたのに、約2時間遅くなってしまいました。鴨沢は奥多摩湖沿い411号線を山梨方面に直進し、東京都から山梨県に入ってすぐ(橋を渡ってすぐ)の集落です。特に「雲取山」と目立った看板が出てないので見落としてしまいそうです。小袖の方まで車で行った方が時間短縮できるのですが、鴨沢バス停付近に約10台分くらいの駐車スペースがあり、公共のトイレも近くに設置してありますのでこちらからスタートすることにしました。
登山道は人ひとり歩ける程度の道幅しかないのですが、傾斜は割合緩く、また岩場や階段が全くなく柔らかい土の上を歩いていくので自分は案外楽でした(キングはいつになくへこたれていましたが)。
ひたすら展望のない樹林帯を歩くこと2時間、七ツ石山と巻き道(迂回路)の分岐点に到着。雲取山に直行するなら巻き道の方が多少楽だと思いますが、七ツ石小屋にトイレ(使用料50円)もありますので、初縦走を狙って七ツ石に向かいました。七ツ石小屋で管理人のおじさんとおしゃべりしつつ20分も休憩してしまいました。七ツ石山(標高1,757m)に到着したのは12:50。
ここからさらに向こうに見える雲取山を目指します。縦走路は防火帯になっていて見晴らしがよく気持ちいいです。マウンテンバイクで雲取を目指す人たちもいました。
14:20 雲取山(標高2,017m)山頂到着
雲取山々頂付近に非難小屋があります。その近くに雲取山と書かれた木柱碑が立っていますが、これにだまされてはいけません。三角点がある場所はその避難小屋の裏側です。ここで遅い昼食を取り40分の休憩。登山バッチは埼玉側の雲取山荘に売ってるので、さらに先に進みます。15分後、雲取山荘に到着。バッチは5種類あるとのことで、あれこれ悩んだりしている間に時間がどんどん過ぎて行きます。山荘のおじさんに「今日は泊まって行くんでしょ?」と聞かれ、「今から鴨沢まで戻るんです。」と言うと「ライトは持ってるの?車ならまあ何とかなるか・・・」とこの先すれ違う登山者に何回か言われたセリフを言われました。時間はすでに3時半。急がなければなりません。
15:30 下山開始
下山は巻き道を選んでスイスイ帰る予定でした。しかし、ここでアクシデント発生。キングが1ヶ月前の富士登山の砂走りで痛めたという膝が再発してしまいました。急な下りでは足を引きずるようにしか歩けません。結果、行きで歩行時間4時間かかった道のりを、帰りも同じ4時間かけて歩きました。18:00を過ぎると登山道は漆黒の闇に包まれ、道幅も狭く、懐中電灯を持っていてもかなり身の危険を感じました。途中に廃屋が2軒あるのですが、通り過ぎた後、廃屋から人の笑い声が聞こえてきたり(たぶん鳥でしょう)、道中ザックを誰かに押されるような感覚を受けたり(たぶん小さな段差を下りた時の衝撃でしょう)、心身ともに疲れ果て、心細くなってくると小さなことにも敏感になってしまいます。
いろんな意味で恐ろしい思いをしてやっと道路の光が見え出してきた時の安堵感は並ではありませんでした。19:00ジャスト、小袖の登山道入り口に到着。登山道の入り口付近で喜んでいると、向こうから懐中電灯の明かりが一つ近づいてきます。一人かと思っていたらその光の向こう側に実は二人いて、明らかに私たちより軽装に見える(普段着に近い)若そうなカップルが私たちに近づき「雲取山の登山道はどこでしょうか?」と言うのです。真っ暗闇のその時間、そこに人がいるだけでもかなり不自然なのに懐中電灯1個でこれから雲取山に向かうという。力づくでも止めた方が良かったのでしょうか。(気になって翌日雲取山荘に連絡したが、取次ぎの電話番号だったので詳しいことは確認できなかった。ニュースになっていないので大丈夫だと思うが。。)
さて、本来はそこから鴨沢までの近道があるのですが、またあの薄暗い山道に入るのは嫌だということで、多少遠回りだが人気のない舗装道路を鴨沢まで歩いて戻りました。19:30、やっと自分たちの車が待つ駐車場に到着。
私たちは完全に雲取山をなめていまいた。10時に出発して、日帰りしようっていうのは無理があります。実際、こんなに時間がかかるとは思っていませんでした。おそらく往復で20kmくらいは歩いたでしょう。そろそろ覚悟を決めて山小屋での宿泊を経験しておく必要があるのかもしれません。
【獲得経験値】
雲取山 2017M
七ツ石山 1757M
主任 Lv11→Lv14(日本百名山 5座目)
キング Lv8→Lv11(日本百名山 3座目)
雲取山登山の行程
2006.9.23(土曜日・秋分の日)
10:00 鴨沢スタート
12:10 七ツ石小屋に到着
12:50 七ツ石山(標高1,757m)に到着
14:20 雲取山々頂(標高2,017m)に到着
登山 4時間20分
15:30 下山開始
19:30 鴨沢到着
下山 4時間
歩行時間 8時間
雲取山登山の装備
主任(Lv11)初期装備
- ザック Osprey atmos25
- 靴 MERRELL STORMRIDERMID
- 厚手の靴下
- 軍手(滑り止め付き)
- パンツ mont-bell
- Tシャツ
- mont-bell サーマテック アームウォーマー
- インナー BODY TECH ドライコンプレッションジップT(ノースリーブ)
持って行ったもの
- デジカメ SONY サイバーショットDSC-T1
- ステッキ
- ザックカバー
- ソフトシェル
- レインウエア mont-bell レインダンサー
- スパッツ mont-bell GORE-TEX ライトスパッツ ロング
- ストーブ EPIgas REVO-3500
- カートリッジ 110ウインタースペシャルカートリッジ
- snow peak 純チタン食器3点セット
- タオル 1枚
- 水 1.5L (CAMELBAK アンボトル2L)
- おにぎり 1個
- チキンラーメン 1個
- 懐中電灯(万が一のために必須)
使わなかったもの
- ソフトシェル
- レインウエア mont-bell レインダンサー
- ザックカバー
- スパッツ