上海旅行 3日目
3日目
最終日。飛行機は15:45分の離陸予定であり、空港には遅くとも2時くらいまでには着いていたいと考えていたから、上海滞在時間はもう残りわずかとなった。日本では建国記念日の振替休日で休みだが、中国では平日だ。もちろん、孫さん、Marcもそれぞれの職場に向かっている。しかし、孫さんからぜひランチを一緒に食べたいというオファーがあり、我々は早々に身支度を整え、孫さんのオフィスへと向かった。
孫さんのオフィスは、近代的なオフィスビルが建ち並ぶ一角にあり、上海の中心部と孫さんの自宅のちょうど中間くらいにある。とはいえ、オフィスの周りには古い建物もまだまだ残されている。建設中の場所が多く、数年後にはこの景色も変わるのであろう。孫さんのオフィスで同僚を一通り紹介してもらい、日本料理店でランチを取った。なんと、そこにMarcが現れた。実は孫さんとMarcの職場はすぐ近くらしく、左下の写真の中で左側のビルがそうなんだそうだ。
楽しかった上海旅行も終わりが近づいている。本当であれば、JTBのパッケージなのでホテルに送迎バスが迎えに来る予定なのだが、ここから直接空港に行った方が早いと、孫さんから現地の担当者にキャンセルの電話をしてもらった。今回の旅行では、本当に孫さんとMarcにお世話になりっぱなしだった。孫さんがいなければ、目的地に行くことすらままならなかったであろう。改めて御礼申し上げたい。孫さん、Marc、楽しい旅行を提供してくれて本当にありがとうございました。とても感謝しています。
孫さんとマエさんは抱擁を、私とラカムナさんはMarcと握手を交わし、日本への帰路へついたのであった。
上海マグレブ
ラカムナさんが、今回の上海旅行で楽しみの一つとしていたのが、マグレブ（リニアモーターカー）に乗ることであった。しかし、残念ながらその時間が取れず、やり残しができたと思っていたら、帰りのタクシーの中から偶然動画に収めることに成功した。最高時速431km/hr、一度は体験してみたいものである。
いろいろあとがき
- 上海の交通事情はすごいの一言。地下鉄もあるのだが、不便なのでもっぱらタクシーを利用するのだそうだ。しかし、ドライバーのモラルの意識は日本のそれとは異なり、青は進め、黄色も進め、赤は注意して進め、といった感じだ（そもそも信号が赤から青に変わる間に黄色が点灯するのが良くない。青から赤に変わるときも黄色が点灯するから紛らわしい。）。実際に我々は反対車線のタクシーが横断途中の女性に接触したところを目撃している。渡航の際は保険に入っていくことをお勧めする。
- 日本語はもちろんのこと、英語もほとんど通じない。ホテルのフロントは英語が通じるので安心できる。
- 3人で2万円分両替したが、結局155元残った（ただし、我々はほとんど買い物をしていないので、ほぼお土産代と交通費のみ）。ホテルのフロントでの両替が使い易いので、こまめに両替しても大丈夫だと思う。ちなみに上海市街地から浦東国際空港までのタクシー代は150元くらい（所要時間約1時間）。
- ポケットティッシュ、ウェットティッシュは必需品。筆記用具も携帯していると便利。
- 上海では自動販売機が見当たらない。
- 上海市内は物流トラックが走ってない。孫さんに理由を聞いたところ、交通規制で深夜しか市内に入ってこれないそうだ。荷物の配送が不便だと思うのだが、、、。
- 2010年に上海万博を開催予定。浦東国際空港には巨大な第2ターミナルを建設中。今後、ますます上海は大きくなるのだろう。バブル的なものがはじけないことを祈るのみ。
