押上近辺の避難場所の確認

地震が発生した時、住んでいるところであればだいたいどこへ行けばいいか検討がつくが、職場で被災した場合、普段は駅と会社を往復するだけだからあまり土地勘がない。というわけで、会社の近くの避難所・避難場所はどこなのか確認して愕然とした。


地震の規模により、避難する場所は異なるようであるが、今回は最悪のケース(建物倒壊の可能性があり、大規模火災が発生している場合)をチェックする。
墨田区避難のルールによると、

  1. 自宅(被災現場)から一時(いっとき)集合場所に集まる。
  2. 一時集合場所から被災状況により、避難場所または避難所へ避難する。
  3. 避難所が延焼火災等の場合は、避難場所へ避難する。
  4. 災害が沈静化した後は、避難所へ避難する。

とある。とりわけ、墨田区の押上から曳舟のあたりは住宅密集地であるがために、大規模火災に発展する可能性が高い。よって、まずは避難場所の確認だが、当社の地区の避難場所は『都営文花一丁目アパート付近』とある。横目でしか見たことはないが、あの団地そのものが持ちこたえているいるかがとても不安。
さらに避難所は『業平小学校』とある。こちらは正直場所がわからない。地図を見る限り親水公園が近くにあり、ある程度場所は確保できそう。しかし、ここはJTの工場と隣接しているようだ。工場の近く??火災さえなければ、むしろ逆に広大な敷地を解放してもらえるかもしれないが、果たしてここも安全だろうか??そして何より会社から遠い。
一時集合場所に至っては、駅前の細い路地にある『町会会館前』とある(あの辺こそ真っ先にダメになるのではないだろうか)。


僕は、この通り避難したらますます袋小路にはまるのではないかと危惧している。できれば東武鉄道の本社ビル建設予定地の周辺や、ダメもとで錦糸公園など周囲が開かれているところで待機したい。新しいタワーができれば、駅前も整理されてまた状況が変わってくるだろう。初動の判断が生死を分ける可能性があるので、しっかり情報収集した上で、声の大きな人に惑わされず、冷静に判断できればいいと思う。


さて、これは最悪のケースであり、何とかうちの会社は倒壊を免れるのではないかと思っている。隣接する建物もマンションなので延焼の可能性も木造家屋に比べれば低い。そうなると、会社で1〜2日待機できるととても助かる。できれば会社には被災した時の最低限の備蓄をお願いしたい。食欲は我慢できても、排泄は我慢できないだろう。そのため簡易トイレキットのようなものは是非とも準備して欲しい。


以上を踏まえて、仕事が終わった後、上司に言ってみた。そしたら、最近、社長が区の防災関連の会議に借り出されることが多くて、今ならちょうどその気になっているんだって。これはその気になっているうちにそそのかして、早いとこ備蓄を進めてもらおう。


ちなみに今住んでいる江東区のホームページの方が若干わかりやすいです。墨田区と同様かそれ以上の被害が想定されていることもあり、防災情報を充実させるのは推して知るべしと言ったところでしょうか。どちらにいても悲惨なことになりそうで、せめて日ごろの心掛けだけはしっかりしておこうと思う今日この頃です。