御蔵島2


御蔵島三宅島より遠く八丈島より近い、約200km離れたところに位置します。(なんとアバウトな説明・・・)
5/11夜10:30竹芝発八丈島行きのさるびあ丸に乗って、御蔵島へ出発しました。御蔵島の船着場は1箇所しかなくとても小さいため、3m以上の波だと接岸できないそうで、この夜の出発時も”条件付”での出航でした。(「条件付き出港:接岸できない場合を承知の上での乗船」。竹芝出航時、接岸が確定することのほうが少ないそうです。)往路では特2等の席だったのですが、これは大きな一区画の至るところに2段ベッドがあって、カーテンを閉めれば個人スペースの出来上がりという席。学生時代の寮をホウフツとさせます。その他特等とか特1等とかの良いチケットだと、ホテルのようにきちんとしたベッドのある一部屋で寛げるようです。また、2等の席は、飛行機のような椅子席と、和室(広い場所に番号ごとにスペースが区切ってある)があります。毛布を1枚100円で借りる事ができます。
5/12朝6:05。無事御蔵島へ到着。島の周りは切り立った崖です。天気は良好。まずは宿にて朝ごはん(持参)を食べ、8時には準備を整えて海へと向かいました。ちなみに御蔵島ではダイビングでイルカと泳ぐことは禁止されている為、ドルフィンスイムはスノーケリングで行います。装備はこんな感じ。
・5mmウェットスーツ
・マスク&スノーケル
・フィン
・ウェイト2kg
ドルフィンスイムの船の船長さんは想像していたよりもずっと若い男性で、インストラクターもとても可愛らしい女性です。出発前にインストラクターさんから注意点を聞きます。
・イルカを追いかけない。触ろうとしない。
・カメラのフラッシュはたかないこと。
・イルカの自然行動を妨げない(育児中のイルカなどには近づかない)。
など。つまりイルカから近づいてきてくれたら一緒に泳ぎましょうということ。そして驚かせないということですね。
さて、そんなこんなで船が出発。この船でイルカと泳げるポイントまでしばらく移動するのかと思いきや、島からそう遠くないところをぐるりと一周するのだそうです。本当に島のすぐ近くに百頭を超える野生のイルカが住み着いているらしく、ドルフィンスイムの船が無事に出ればまず間違いなくイルカには会えるとのこと。なんて素晴らしいところなんでしょう!
さて、ドルフィンスイムの流れですが・・・船長さんがイルカを発見→イルカの進路を先回りして停船→海へエントリー→イルカと遊ぶ→イルカが行ってしまったら船に戻る→船移動→船長さんがイルカを発見・・・というのを、時間の許す限り繰り返します。
島を一周する間(正確には島の半分を往復するコースでした)、6,7回イルカの群れを発見し、船からエントリー。もう本当に触れるくらいすぐ近くでイルカと泳げたのです♪♪赤ちゃんイルカも見ることが出来ました。特に深く潜ったりしなかったのですが、それでもイルカは私のすぐ下やすぐ横を悠々と過ぎていき、また戻ってやって来てくれるので、水面に浮かんでいる状態でも充分近くで泳げました。いやぁ〜寒さも疲れも眠気もストレスも全部吹き飛びますね!
10:30頃岸へ戻り、宿のお風呂で温まり、昼食です。しばし島を散策して、また14:00には海へ出発。午前中と同じ船にて再び海へ。午後は午前中よりも他のスイマーが多く、イルカもあまり遊びモードでは無かったらしく、群れを見つけてもすい〜っと通り過ぎて行ってしまいました。泳ぎが早いったら。それでも4回くらいエントリーしてイルカと泳ぎ、名残惜しいながらも陸へと戻りました。
お宿の夕飯は焼き魚(何だか忘れてしまった・・・)、明日葉入りの掻き揚げ、明日葉のお浸し(明日葉は特産品だそうです)、島で作られたお豆腐の奴・・・などなど盛り沢山。とっても美味しく戴きました。ご飯の後は星を見がてらお散歩へ。ヘリポートからは一面空が見渡せて、星がたくさん見え過ぎて北斗七星すらすぐには見つけられないほどでした。プラネタリウムのような星空!
さて、明日13日は、午前中ドルフィンスイム1本、昼13:35の船で竹芝へ戻る予定でしたが、どうも昼頃には海が少し荒れそうで船が着かないのではないかということで、朝6:05の八丈島行きの船に乗り、そのまま八丈島から竹芝へ折り返してはどうか(つまり、もともと乗る予定だった昼に着く船はこの折り返しの船)という提案がなされました。ドルフィンスイムの本数が減ってしまい残念ですが、それでも満足度はかなり高かったし、日曜のうちに帰れなくなるよりは良いだろうということで予定変更することに。
となれば明日は5:00には起きて5:20には港へ向かわなければなりません。健康的な就寝となりました。


5/13朝5:00。船が無事接岸するとの村内放送が入り、急いで起きて準備。宿のおかみさんが朝ごはん用にとおにぎりを作って下さいました。6:05、御蔵島を離れ八丈島へ・・・。長い船旅の始まりです、なにせこれから夜の8時過ぎまで海の上・・・。
さて、八丈島から折り返した船はやはり御蔵島を通り過ぎたのでした。つまり当初の予定通り今日もドルフィンスイムを行い、昼の船で帰ろうとしていたならば、竹芝へ戻るのは翌日以降となっていたのです。島の人の言うことは聞くべきですね。


最終日は殆ど寝て過ごしましたけど(笑)、素晴らしい体験をした週末でした。
イルカ好きの方は行く価値有りますよ♪
私もまた行くぞ!!