山岸食堂

1月初め頃、結婚記念日は銀座にある『山岸食堂』にしようと思っていたので予約を取ってみた。そしたら当日は予約でいっぱいで、次に空いているのは4月末とのこと。なんと約4ヶ月待ちです。予約が取りにくいと聞いていたけどほんとにすごい(だから、当日はボクデンになったのですが、、)。でも、せっかく電話したから一応予約を入れて4月まで待つことにしました。


そしたら先週、この山岸食堂の年間予約をしているという知人が、今月の予約した日に予定が入ってしまったので代わりに行かないか、というオファーを頂いたので、即OKして行ってきました。約2ヶ月の前倒しです。


お店の中はかなりせまく、カウンター8席、4人掛けのテーブル席が2つだから全部で16人で満席です。それを山岸さんが一人で切り盛りしてるんだから、このくらいの大きさがちょうどいいのでしょうね。この日も当然のように満席でしたが、となりのお客さんたちが割りと早めにお帰りになったので、その隙に山岸さんを記念撮影。


最初に誰もが注文するという生ハムのクレープ巻きを注文。クレープに生ハムとチーズとルッコラが巻いてある。実際、他のどのお客さんも注文していたけど、こういう感じは初めて。柔らかくてふわふわ。


ゴルゴンゾーラのオムレツ。チーズ系が続いてワインが進みます。



小エビとトマトのクリームソース。エビのエキスがギュッと濃縮されつつもちょっとピリ辛、トマトの酸味が加わって、それでいてクリーミー。すべてが絶妙でびっくりしました。太めの手打ちパスタもモキュモキュッとしています。



こちらはカルボナーラ。こちらはとてもふわっふわです。卵の味がしっかりしていて、なんとなくタルタルソースみたい。スモーク感しっかりのベーコンによる塩味もGoodです。パスタは一見、量が少なそうに見えるんだけど、平打ちパスタでクリーム系なので意外とお腹にたまります。カルボナーラは最後はきつかったくらい。


自家製パンナコッタです。おそらくラム酒がかかったちょっと大人な味です。イチゴがまるごと4つも付いているのが魅力的。カプチーノと一緒にどうぞ。


山岸さんがすごいと思ったのは、一人で全部さばいているのに、とても作業が静かなこと。手はひっきりなしに動いていて、体はせわしなく動き回っているのに厨房の中は静かなんです。食器がガチャガチャ鳴ったり、器具をガツガツぶつけたりしない。聞こえるのは料理のジュ〜っという音だけ。そしていつの間にかいい匂いが漂ってくる。食事の進み具合をいつの間に見ているのか、ちょうどいいタイミングで料理が出てきます。なので店内は狭いのに、ゆったりと居心地の良い時間が過ぎていきます。人気店というのはやっぱり何かしらの理由があるのだなぁと思いました。


忙しそうだったけれど、手があいた隙に山岸さんに話しかけてみると、とっても気さくにいろいろ話してくれました。ワインもボトルで2,500円からありますし、料理のお値段も良心的です。次は「本日のお肉料理」を頼んでみたい。隣の人が注文していて、とてもおいしそうだったから。4月に行った時はまた次の予約を入れたいなと思います。